人工知能
担当教官
伊庭 斉志(いば ひとし) 教授
講義のやり方
本講義は、対面・オンラインの併用である(原則対面)。241教室で対面の講義を行う。同時にオンラインで講義内容を中継する。 オンラインのzoom情報はUTASに掲載してある。
- https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/88909518485?pwd=WWRyRVBDdFRMOHArL3AwWDYzZmd4Zz09
- ミーティングID: 889 0951 8485
- パスコード: 066757
講義内容
「人工知能」では、電気電子情報系3年生を対象に、
- 人工知能の基礎
- 複雑系
- 人工生命
などについて、 勉強してもらう。これらはいずれも、知的システムを設計しよう と思っている学生はもちろん、他の応用分野の勉強をするつもりの学生にとっても 必要不可欠となる基礎事項である。
教科書として 伊庭斉志:"人工知能の方法~ゲームからWWWまで~",コロナ社,2014 を、
また参考書として 伊庭斉志:"人工知能と人工生命の基礎",オーム社, 2013
伊庭斉志:"進化計算と深層学習",オーム社, 2015 を指定する。 講義に関する補足説明や講義レポートの作成に必要な情報は すべてこれの教科書に書かれている。
講義スライド・ビデオは当該講義終了後一週間程度公開する予定である。 これらの閲覧には東大ECCSクラウドメールアカウントが必要である。
評価は講義の出席調査(講義当日に出題する小課題・アンケート回答)とレポート(合計2回の予定)によって行う。 レポート課題は講義の際に出題する。 課題には、問題解決や考察、および こちらから提供するプログラムや システムを使って実験を行い考察してもらうものも ある。
とくにプログラムを作成する場合には、レポートの作成に注意すること。 自分の書いたプログラムや実験への考察を他人に理解してもらうためにドキュメンテーション することは極めて重要なことである。レポートはこのドキュメンテーションの 練習でもある。 単にプログラムリストや実験データを載せるのではなく、 実験中で用いた 計算法の説明や、各変数・関数の意味などを必要十分な詳しさで記述すること。 また、実験を遂行する上で工夫した点があればそれを述べること。
もっとも大切なのは自分で考えて、自分で人工知能・人工生命の シミュレーション環境 を作り上げることである。いかに自分で創意工夫したかがひしひしと伝わってくるような レポートであることが望ましい。
講義概要
第1回(10月7日)人工知能とは?:出席確認のためのアンケート回答
- 知能とは何か?
- 停止問題
- ゲーデル・エッシャー・バッハ
- チューリングテスト: ChatGPTはパスするか?
- 中国人の部屋
- 不完全定理と量子脳
- 講義のスライド(抜粋)