東京大学工学部電気系(電子情報工学科・電気電子工学科)3年生の皆さんへ
伊庭研究室での卒業研究の研究テーマ(卒業論文題目)は、研究室配属後に「本人の希望」と「研究室全体のバランス」を考慮して割り振ります。研究テーマの割り振りに際し、「自分の卒業研究について、具体的な考えやプランを持っている人」を優先します。1研究テーマに対して割り当てる卒論生は、原則として1人です。(近いテーマの研究をしている大学院生がいる場合があります。)一つのテーマに希望者が集中した場合には必ずしも希望した通りになるとは限りませんが、どうしても興味の持てないテーマを無理やり割り当てることはしません。またこちらで用意した研究テーマ以外でも、小さい頃からの「夢」がある人は、それが伊庭研究室の研究に少しでも関連する内容であれば相談に応じます。(例えば「将来、宇宙で活躍できるロボットを作りたい...」と言って、伊庭研を選んだ先輩もいました。)
残念なことにたまに「情報系の研究室なら、別にどこでも...」という学生がいますが、そういう選択は卒論生を受け入れる研究室にとっても、その研究室での卒業研究を真剣に考えている他の学生にとっても迷惑です。
以下に、伊庭研究室で過去に実施した卒論テーマの例を示します。志望研究室を選ぶ際の参考にしてください。なお、このリストの中からあなたの研究テーマを選ぶわけではありません。これらはすでに実施したテーマなので、これらと全く同じテーマを割り当てられることはありません。
伊庭研究室の卒論テーマ例
研究キーワード: 進化計算、進化的学習、対話型遺伝的アルゴリズム Interactive Genetic Algorithm、遺伝子制御ネットワーク GRN(Gene Regulatory Network)、機械学習 Machine Learning、深層学習(ディープラーニング) Deep Learning、強化学習、LSTM(Long Short Term Memory)、CNN(Convolutional Neural Networks)、GPGPU(General-Purpose computing on GPU)、
ゲノム情報処理 Genome Informatics、ヒューマノイドロボット Humanoid Robot など
- 「強化学習における内部報酬を用いた複数エージェントの動作の生成」
- 「深層学習を用いたX線画像からの危険物自動検出に関する研究」
- 「蟻コロニー最適化を用いたニューロ進化」
- 「蟻コロニー最適化を用いた動的巡回セールスマン問題の解法」
- 「集団意思決定におけるモジュール性 ーシミュレーションによる効用の検証ー」
- 「DJADE: 差分進化における親子個体間の評価値差に基づくパラメータ適応手法」(150444)
- 「Deep Q-Networkを用いた状態表現による人間行動を模倣するゲームAI」(150454)
- 「学習ロボットを用いた情報教育の実現と評価」(150456)
- 「Coevolution of mapping functions for Linear SVM(Linear SVM用の変換関数の共進化)」(150493)
- 「生化学反応ネットワークに基づく論理回路の進化計算による自動設計」(140415)
- 「MMLを用いた遺伝的プログラミングによる自動作曲支援システム」(140435)
- 「進化計算によるカオス振動遺伝子回路の探索」(140436)
- 「遺伝的プログラミングを用いたニューロ進化に関する研究」(140473)
- 「ヒューマノイドロボットによるセグウェイ型ビークルの制御」(140488)
- 「ヒューマノイドスケーティングの進化的学習」(130398)
- 「進化的学習を用いたヒューマノイドロボットにおけるブランコ動作の設計」(130425)
- 「ヒューマノイドロボットによるスローイング動作の進化的学習」(130432)
- 「LSTMとConvolutional Neural Networksを用いたハンドジェスチャーの分類と生成」(130440)
- 「機械学習による人工解糖系オペロン構築の最適化」(130445)
- 「二足歩行ロボットのためのGRN動作形成システム」(130454)
- 「対話型遺伝的アルゴリズムによる効果音生成」(130458)
- 「遺伝子制御ネットワークを用いたヒューマノイドロボットの動作学習」(120433)
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