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Excelで学ぶ遺伝的アルゴリズム

BUGS 解説

Joshua R.Smithによる形態進化のシミュレータです。Cygwinで実行可能です(Excelではありません)。概観は以下のとおりです。

このシミュレーションはJoshua R. Smithによる動物の形態進化のプログラムです。 このプログラムでは各世代は16匹の虫からなっています。初期世代の虫はランダムに生成されます。 ここでユーザ(つまり創造主)は、次の世代を産むべき親を選択します。

親の選択は番号の配置されたウィンドウ内のボタンをクリックして下さい。 Breedボタンを押すと、選ばれた親をもとに子の世代が生成されます。 集団をリセットする場合にはNewのボタンを押してください。

おのおのの虫の遺伝子(長さ2n)は、2次元のX座標とY座標の描画をコントロールするフーリエ係数です。 ただしSmithのプログラムではn=8です。 各虫のボックスの下部に示された線分が、その虫の遺伝子のようすを示しています。 また虫が線対称なのは三角関数の周期性によるためです。

選ばれた虫の遺伝子に対して、通常のGAの交叉や突然変異が起こり、虫の形態が遺伝します。 こうした単純なメカニズムで一見複雑な形態の進化が観察されるのは興味深いといえます。

詳細は「エクセルで学ぶ遺伝的アルゴリズム 伊庭斉志 オーム社」の7.2節を参照してください。

コンパイル方法などは、tarファイルを展開した後でread.meファイルを読んでください